蜂の子サプリメントの選び方

蜂の子を食べたことのない人にとって、幼虫やサナギをそのまま口に入れるのには勇気が必要です。健康に良いと言われても継続するのはためらってしまいますね。
そんな人にオススメなのが蜂の子サプリメントです。ここでは、蜂の子サプリメントの選び方について考えてみましょう。

蜂の子サプリメント選びのポイント

サプリメントを選ぶ際に重要なポイントは、「含有量」「原材料の質」「安全性」「製法および添加物」「価格」です。

含有量

蜂の子サプリメントを選ぶ際にまずチェックしたいのが、蜂の子成分の「含有量」です。含有量が少なければ、その分効果も期待できません。
含有量の目安は、1日2粒~4粒で摂取量が700mg以上です。商品に記載されている含有量は必ずチェックしましょう。

原材料の質

含有量が目安以上でも原材料の質が悪ければ意味がありません。原材料の質を見極めるには「産地」も重要です。国産の蜂の子なら管理もしっかりしているので安心ですが、国産のものは高級品で価格が高くなります。
販売されている蜂の子サプリメントの多くは、中国や台湾、タイ産のものです。現地で粉末加工したものを使用しています。重要なポイントは、メーカーがきちんと原材料の品質を管理しているかです。蜂の子の採集状況を記録し、輸入した原材料の品質を管理しているメーカーの商品を選ぶようにしましょう。

品質に拘るならオスの蜂の子を

蜂の子のオスとメスでは栄養価が異なります。
1つの巣には女王蜂が1匹で、残りの蜂は働きバチであるメス蜂がおよそ98%、オス蜂が2%ぐらいしかいません。オスは交尾のために成長過程で十分な栄養を必要とします。そのため、成虫になるまでメスよりも期間が長く、ロイヤルゼリーや蜂蜜、蜂花粉などが豊富に含まれて食事を食べ、メス蜂の1.5倍ぐらいの大きさに成長します。当然、蜂の子のオスの方が栄養価が高くなります。

さらに、蜂の子のように成長過程で変態する昆虫は、その過程で昆虫ホルモンと呼ばれるさまざまなホルモンを分泌します。蜂の幼虫の体内では、幼虫の形態を維持する「幼若ホルモン」と一種の成長ホルモンである「羽化ホルモン」はバランスを保っています。しかし、生後21日になると幼若ホルモンが激減し、羽化ホルモンだけが分泌するようになり羽化が始まります。この羽化寸前の時がもっとも栄養価が高くなります。つまり、生後21日目のオスの蜂の子がもっとも栄養価が高くなります。

品質の良い蜂の子サプリメントの多くは、生後21日目のオスの蜂の子を使用しています。
原料となる蜂の子の性別についても注目してみてください。

安全性

サプリメントの安全性を確認するには、製造工程で正式な基準をクリアしているかが大切です。製品管理の世界基準である「GMP」や国際な工業規格の「ISO」を取得していれば安心です。

製法および添加物

蜂の子にはタンパク質が豊富に含まれていますが、タンパク質は分子が大きく全てを吸収することができません。よりタンパク質の吸収を良くするためにタンパク質をペプチドやアミノ酸に分解する「酵素分解(低分子化)」という製法を使ったサプリメントもあります。

また、蜂の子に含まれている成分をサポートする栄養素などを添加した商品もあります。期待する効果によって栄養も異なるので、自分がどんな効果を期待しているのかを考えて選ぶようにしましょう。

価格

サプリメントは毎日継続して摂取することが大切です。そのためには価格も重要になります。品質が良くても価格が高くては経済的な負担になり長続きできません。無理のない価格のものを選ぶようにしましょう。

但し、価格が安すぎるものは要注意です。特に海外からの輸入品には格安なものが多くありますが、品質や安全性に不安があります。きちんと内容をチェックしましょう。

自分の目的にあった蜂の子サプリメントを選ぼう

蜂の子サプリメントを選ぶには紹介したポイントを考慮することが大切ですが、目的を明確にすることも必要です。美容目的なのか症状の改善が目的なのか具体的な目的を明確にして、蜂の子サプリメントを選ぶようにしましょう。

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