蜂の子に含まれる亜鉛の効果

蜂の子にはタンパク質やビタミン、ミネラルなど様々な栄養素が含まれています。
そのなかでも今回は蜂の子に含まれる亜鉛について解説します。

蜂の子に含まれる亜鉛

亜鉛の1日の摂取推奨量は成人女性で8mg、成人男性では10mgです。
蜂の子100gあたり、亜鉛は1.6mg含まれます。
蜂の子の100gは、6cm×6cm×8cmくらいの小瓶に1杯分ほどなので1回に全て食べきるのは少し難しいです。
また蜂の子は高級珍味といわれるほど値段が高いので1回で食べてしまうのはもったいないですよね。
そのため1日の不足分を補う程度の気持ちで亜鉛を摂取すると良いでしょう。

亜鉛の効果

亜鉛には健康を維持するための様々な効果があります。

新陳代謝アップ

亜鉛は、新しい細胞が作られるときにタンパク質が合成されるのに必要な栄養素です。
DNAの複製にも関係しています。
亜鉛の多い細胞は新陳代謝が活発になり、皮膚や髪の新しい細胞が作られるペースが速くなるので美肌や美髪にも効果があります。

免疫力向上

亜鉛はビタミンAを体にとどめる作用があります。
ビタミンAは粘膜を保護して細菌の侵入や感染を防ぐので、亜鉛が十分であれば免疫力向上に繋がります。
また免疫細胞を活性化させたり、異常細胞を攻撃する白血球のサポートをしたりするので体の健康を保つのに必要です。

味覚を整える

亜鉛不足になると味の感じ方が鈍くなり、甘いものが苦く感じたりします。
これは亜鉛が味覚細胞の形成に関わっているからです。
味覚細胞は短期間で細胞を生まれ変わらせているので、亜鉛を常に必要としています。

抗酸化作用の促進

亜鉛はSOD酵素という抗酸化酵素の構成に欠かせない材料です。
体内に発生する細胞を酸化させる活性酸素を除去するのにSOD酵素などの抗酸化物質が必要です。
SOD酵素の維持をサポートして抗酸化作用を促します。

成長・発育の促進

成長ホルモンの機能を維持したり、骨が成長したりする際も亜鉛が必要です。
特に細胞分裂が活発な子供の成長には亜鉛が不可欠で、全身の代謝を活性化します。

精神の安定

脳内にも亜鉛は多く存在しており、イライラしやすい人やうつ症状のある人は亜鉛が足りないと言われています。
脳の神経伝達物質を作るのにも亜鉛が使われるので、亜鉛が補給されると精神安定や脳の機能を高めることに期待できます。

生殖機能の改善

男女ともに性機能の維持や向上に期待できます。
男性の場合は、細胞の新生や前立腺の機能維持、たんぱく質の合成に関わる亜鉛によって、精子の数や運動率を保ったり、前立腺の障害を防いだりします。
女性の場合、亜鉛を適量摂取していると女性ホルモンの分泌が促されて、生理不順の改善や卵子の老化を予防することに期待できます。

蜂の子で亜鉛を補給しよう

亜鉛は牡蠣やウナギ、牛もも肉、チーズ、レバーなどに多く含まれています。
しかし毎日 たくさん食べるものではないので蜂の子で補いましょう。
日々の足りていない亜鉛を補給するのに蜂の子は最適です。
亜鉛以外にもタンパク質やビタミン、亜鉛以外のミネラルも摂取できるので、健康維持のために蜂の子を摂取してみて下さい。
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