蜂の子は甘い味がする?

蜂の子の見た目だけでは味の想像が難しいですが、実際に食べてみると「美味しい」と感じる人が多いのが事実です。
特に甘さを感じる人が多く、虫なのに甘いのは何故なのか謎が深まります。
蜂の子が甘いというのは本当なのか紹介します。

蜂の子の味について

甘いと感じる人が多い

蜂の子を食べた人の意見では、コクのある甘味・砂糖とは別の甘さ・スイカのような味・クリーミーな甘み・キャラメル菓子のよう・ピーナッツバターの味などと人それぞれ感じ方は異なりますが、共通するのは「甘い」ということです。
とある蜂の子の産地で育った人は、子供の頃にその正体を知らずに家族でぱくぱく食べていたそうですが、大人になってからあのとき蜂の子を食べていたのだと分かって恐ろしくなったそうです。
しかし子供でも食指が動くほど蜂の子が美味しかったということになります。

甘さを感じない人もいる

甘さではなく、独特のクセがある・美味しくないと感じる人もいます。
食べたものが新鮮ではない蜂の子だったか、蜂の子が食べていたエサによっては強いクセを感じる場合もあるのです。
または成虫になりかけの蜂の子の場合は羽が生えているので、口の中に違和感が残ってクセがあると思うこともあります。

味付けによっても変わる

蜂の子は砂糖と醤油などの味付けをしてフライパンで炒ってから食べることが多いです。
蜂の子の佃煮や蜂の子の炊き込みご飯などもほとんど味付けされています。
濃い味で調理されると蜂の子本来の味よりも照り焼きのような香ばしさの方が引き立ちます。
またはバター炒めや味噌炒めもあります。
蜂の子本来の味と後から付けられた味は違うので、本来の味を知るためにはシンプルに炒っただけの蜂の子を食べてみるのがおすすめです。

エサで味が変わる?

蜜蜂の子は甘い

蜜蜂は花の蜜を採集して巣に溜め込み、花粉や蜂蜜をエサにします。
蜜蜂の子もこの蜂蜜や花粉を食べて育つと言われています。
そのため蜜蜂の子であれば蜂蜜の成分がお腹の中にあることによって甘さを感じる可能性が高いです。
また肉食ではないので生臭さやクセも感じにくいでしょう。

肉食の蜂の子はクセがある

蜜蜂以外の蜂はほとんどが肉食なのでほかの昆虫を食べます。
スズメバチやアシナガバチなどの蜂の子はエサとしては成虫が捕獲してきた昆虫の肉団子を食すのです。
すると蜂の子の体内にほかの昆虫の成分が残っていてクセや生臭さを感じる場合もあるのです。
その場合は味付けをして食べた方がいいでしょう。

お好みで蜂の子を食べよう

蜂の種類にもよりますが、蜂の子にはほんのりと甘さがあることが分かりました。
特に蜜蜂の子は甘みが強く感じられるでしょう。
蜂の子は栄養補給のために食べる人もいれば、お酒のつまみとして食べる人も多いです。
お好みの食べ方で蜂の子を楽しみましょう。
関連コラムcolumn