蜂の子の保存について

蜂の子は高級珍味や栄養価の高いサプリとして知られていますが、保存方法や保存期間はどのくらいもつのでしょうか。
蜂の子の製品や種類別に紹介します。

蜂の子の保存について

生タイプ

昔から蜂の子を食べてきた地方では、捕獲してそのまま生の蜂の子を食べる習慣もあります。
生タイプの場合は鮮度が大切ですから保存しようと考えずにその場で食べてしまいましょう。
古くから滋養強壮に良いとして生のまま食べられることが多くありました。
しかし加熱していないので寄生虫や雑菌が懸念されるという意見もあります。
なかなか生で蜂の子を食べる機会は少ないと思いますが、不安な場合は調理してから食べてください。

冷凍タイプ

インターネット通販などで冷凍された生の蜂の子が販売されています。
生ですが元々冷凍されて送られてきます。
販売元によって異なりますが、冷凍状態で約1年保存できます。
食べる分だけ解凍して残りは冷凍のまま保存してください。
また一度解凍した蜂の子を再び冷凍すると雑菌の繁殖や味の変化に繋がるので、解凍したものは全て食べきるようにしましょう。
食べる分だけ味付けして炒めたり、素揚げにしたり、炊き込みご飯に入れたりして蜂の子を味わってみてください。

瓶詰・缶詰の蜂の子

醤油や砂糖ですでに味付けされた蜂の子を瓶詰や缶詰として通販などで手に入れることもできます。
加熱・密封されているので、保存期間は瓶詰の場合は冷蔵で半年~約1年、缶詰は常温で製造から約3年です。
長期保存できますがこれは未開封の場合です。
開封した後はできるだけ早く食べきるようにしてください。
味が付いているので、そのままおつまみとして食べても良いですし、すり潰して料理の隠し味にすると蜂の子の姿を見ずに豊富な栄養を摂取することができます。

サプリメント

蜂の子の粉末を使用したサプリメントなら冷暗所で半年から約2年保存できます。
ただ蜂の子のサプリメントの多くはカプセルタイプです。
夏場の暑さでカプセル同士がくっついたり品質が落ちたりすることがあるので、夏場は冷蔵庫での保存をおすすめします。

イベントで購入した蜂の子

岐阜県で毎年秋に行われる蜂の子のお祭りなど、イベント行事で蜂の子が振る舞われることがあります。
蜂の子をすり潰したタレを塗った五平餅や味付けされた蜂の子が混ぜ込まれたご飯が売られています。
それらはお祭りの風物詩としてその場で食べてもらうことを前提としています。
持ち帰ってその日のうちに食べるのは良いですが、冷蔵・冷凍保存して後日食べることはやめましょう。
持ち帰りたい場合はお土産用として販売されているものを選んでください。
賞味期限の記載もあるでしょう。

正しく保存して期限内に蜂の子を食べよう

蜂の子は加工された状態によっては長期保存が可能ですが、あまり長い間保管しておくと風味が落ちてしまうこともあります。
購入した後はできるだけ早く食べて蜂の子を楽しみましょう。
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