蜂の子は妊婦も摂取できる?
妊婦さんはお腹の赤ちゃんを守るために食事にも色々と気を使わなければなりません。アルコールやカフェインはもちろんNGですし生物も避けた方が良いです。
では蜂の子は妊婦さんが食べても大丈夫なのでしょうか?妊婦が注意すべき栄養素とともに紹介します。
妊婦が注意すべき栄養素とは
まず妊婦が摂り過ぎに注意の栄養素としてビタミンAがあります。ビタミンAを過剰摂取してしまうと胎児の奇形を引き起こす可能性があります。
ただし不足し過ぎも良くないので、野菜のβカロテンからビタミンAを摂取しましょう。
βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。
また妊娠高血圧症を引き起こす可能性がある塩分や脂質、血液をドロドロにする糖分も摂り過ぎには注意です。
カルシウムや鉄分の吸収を阻害するリンや、胎児に悪影響をもたらす危険性がある水銀を含む魚(本マグロ・クジラ・キンメなど)も過剰摂取に気を付けてください。
蜂の子は妊婦が摂取してもOK
では蜂の子は摂取しても大丈夫なのでしょうか?答えは特に問題ありません。蜂の子にはビタミンAが含まれていませんし、魚類でもありません。
リンは含まれますが、蜂の子100gに対し179mgほどです。
リンの1日の摂取目安量は800mgであり、3000mg以上が過剰摂取になるため、蜂の子が大きく影響することは無いでしょう。
糖分も塩分もなく(ナトリウムはわずか)、脂質としては良質な脂肪酸が含まれる程度です。
即座に肥満に繋がる脂質ではありません。
具体的に蜂の子は妊婦に対してどのような良い影響を与えるのか確認しましょう。
貧血対策
蜂の子100gあたりには鉄分が1.29mg含まれます。妊娠中は赤ちゃんにたくさん栄養を送るために血液量が増加しますが、血漿という液体成分も増えるので血液全体が薄くなり、貧血を起こしやすくなります。
また赤血球を作り出す鉄分の需要が高まるので鉄分不足に陥りやすいのです。
妊婦は鉄分を十分に補給する必要があるので、蜂の子で不足分を補いましょう。
良質な脂肪酸
蜂の子にはオレイン酸やリノレン酸、リノール酸などの脂肪酸が含まれます。これらには血中コレステロールを低下させる効果があるので、脂肪がつきやすい妊婦の体に良い影響を与えます。
特に妊娠中は甘い物や塩辛いものが食べたくなりやすく、血中コレステロールが増えやすいので、良質な脂肪酸をある程度摂取することは大切です。
蜂の子で妊婦の肥満も防止しましょう。
免疫力アップ
蜂の子には免疫力を向上させるビタミンやミネラルが含まれています。ビタミンCはウイルスの増殖を阻止し対抗できるインターフェロンという物質の生成を促進する効果があります。
また亜鉛やセレン、銅も免疫細胞を保護するために必要なミネラルです。
妊婦の体はデリケートなので様々なウイルスや細菌に感染しやすく、免疫力を付けて身を守る必要があります。
蜂の子の豊富なビタミンやミネラルで免疫力を付けておいて健康を維持しましょう。
蜂の子は妊婦さんにもおすすめ
蜂の子は妊娠中でも食べることができて、妊婦の悩みにも効果的だと分かりました。妊娠中は体に様々なトラブルが起きてしまいがちですが、蜂の子の豊富な栄養素で改善していってください。
ただ、敏感な時期なので蜂の子の生食だけは控えましょう。
加熱調理された蜂の子で栄養補給するようにしてください。