蜂の子で疲労回復

毎日の仕事や家事・育児などで疲れが溜まっている人は多いですよね。
若いときは一晩寝ると疲れが解消されましたが、年齢を重ねると疲労回復機能が弱まり翌日でも疲れが取れなくなることが増えます。
実は蜂の子を食べると疲労回復にも効果的なことが分かっています。
どんな成分が働くのか確認しましょう。

疲労について

肉体的な疲労

運動して疲れた・体力仕事で体が痛い・立ち仕事で下半身が重いなど、体に負荷がかかった際の疲れは肉体的な疲労です。
長時間体を動かしたことで筋肉疲労が起きて血液循環が悪くなります。
また肉体的疲労が溜まっているときは活性酸素がどんどん増えていきます。
酸素を使ってエネルギーを作るときに体内に発生する活性酸素は、体の細胞を老化させるので筋肉などの細胞の機能修復に時間がかかり疲れが取れにくくなってしまいます。
肉体的に疲れが溜まったときは十分な睡眠をとることと、疲労を回復させる栄養素を摂取することが重要です。

精神的な疲労

気を使って疲れた・ストレスで精神がもたない、などの精神的な疲労を抱える日本人は多いです。
身体はストレスに対応するために交感神経系の活動を活発にして様々な器官をストレスと戦える状態にします。
具体的には恐怖を感じるときのアドレナリン、怒りのノルアドレナリン、覚醒させるドーパミンなどの神経伝達物質の分泌が増えます。
すると脳は覚醒して筋肉の血流を増やし軌道を広げるなどして全身でストレスに対抗しようとします。
そのため体を動かしていなくても体内は常に緊張に張り巡らされており精神的な疲れが溜まってしまうのです。

蜂の子に含まれる疲労回復に効果的な栄養素

肉体的疲労・精神的疲労の解消には蜂の子の豊富な栄養素が効果的です。

タンパク質

蜂の子には水分の次にタンパク質が多く含まれています。
タンパク質は筋肉や骨、内臓、皮膚などを作る材料となります。
肉体的に疲れた筋肉は傷つけられた状態なので修復が必要です。
タンパク質が体内でアミノ酸に分解されることで筋肉を修復する材料となります。
蜂の子のタンパク質にはアミノ酸が豊富に含まれるので筋肉疲労の修復を早めてくれるでしょう。

アミノ酸

アミノ酸の効果についてもう少し詳しく解説します。
蜂の子には必須アミノ酸が全て含まれるほか、非必須アミノ酸も10種類含まれています。
必須アミノ酸とは体内で合成されないので食べ物から摂取しなければならないアミノ酸のことです。
中でも疲労回復に効果的なのがBCAAと呼ばれる3種類の必須アミノ酸の総称です。
バリン・ロイシン・イソロイシンから成り立ちます。
体を動かすとエネルギー確保のためにタンパク質を分解してBCAAなどのアミノ酸を補給し、筋肉の分解や損傷を抑えます。
BCAAが十分に補われていると運動時の筋肉疲労を軽減してくれるのです。
もう一つ、必須アミノ酸にはトリプトファンが含まれます。
トリプトファンは精神を安定するホルモンであるセロトニンの材料となります。
セロトニンはノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が過剰になるのを防ぐことで自律神経を整える効果があります。
長時間、精神的に疲れやストレスを感じたときは、自律神経系が不安定になり疲弊しているのでストレスがなくなっても正常に機能できなくなってしまうのです。
放置するとうつ病や自律神経失調症にも繋がるでしょう。
蜂の子により自律神経が安定して整うことで精神疲労の解消に効果的です。

ビタミン

蜂の子にはビタミンB群・Cが含まれており疲労回復に効果的です。
ビタミンB1・B2は筋肉や神経の疲労・倦怠感を緩和させます。
ナイアシンやパントテン酸、ビオチンも疲労回復や筋肉痛の軽減に効果的です。
さらにパントテンはストレスを感じるとき副腎から出される副腎皮質ホルモンの合成を促してストレスに対抗します。
ビタミンCは活性酸素を除去する抗酸化作用があります。
活性酸素の増殖を防ぐことで筋肉や細胞が老化して疲労が蓄積されるのを防ぎます。
さらにビタミンCは抗ストレスホルモンを出すときにも必要です。

ミネラル

蜂の子にはミネラルも8種類含まれます。
筋肉痛を和らげるマグネシウム、疲労回復するナトリウム・鉄、元気をつける亜鉛、ストレスに対抗するカルシウム・マグネシウム、鉄などです。
ミネラルは体内に約4%しか存在していないので欠乏しやすい物質です。
蜂の子で効率よく補給しましょう。

蜂の子で疲労回復しよう

蜂の子は精神的な疲労にも肉体的な疲労にも効果があることが分かりました。
まず疲労を溜めないためにはストレスをなくした生活やしっかり睡眠が確保できる時間が必要ですが、なかなか難しい人も多いですよね。
そのため蜂の子の豊富な栄養素で体と心の疲れを改善してあげましょう。
運動する前に蜂の子を摂取したり、毎日蜂の子を食べて日々のストレスに対抗したりすることをおすすめします。
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