蜂の子は尿酸値を下げるのか

過去に通風に悩まされたことがある人は尿酸値やプリン体という言葉に敏感になっているでしょう。
実は蜂の子が尿酸値に何らかの効果をもたらすのではないかと言われています。
蜂の子がどのように関係するのか紹介します。

尿酸値について

尿酸値とは

尿酸値とは血液中の尿酸の濃度のことです。
尿の酸性度などと誤解されることがありますが異なります。
血液100mlに尿酸が何mg含まれるのか表したものが尿酸値です。
尿酸は常に体内に存在しており、この材料となるのがプリン体です。
プリン体とは、肉や魚、野菜、穀物など食べ物全般に含まれる旨味の成分のことです。
通常プリン体は体内に入ると肝臓で分解されて尿酸に変化したあと体外に排出されます。
しかしプリン体の多い食べ物を摂り過ぎて体内に蓄積されると痛風に繋がります。
プリン体が多い食品といえばレバー、あん肝、白子、カツオ、イワシ、エビ、さんま・イワシ・アジの干物などが挙げられます。

尿酸値が高い場合

血液中の尿酸の濃度が基準値を超えた場合に主に引き起こされるのが痛風です。
排出できず結晶化した尿酸が足の関節などに溜まることで強い痛みを伴います。
足の指の関節や親指の付け根、かかと、くるぶし、足の甲など様々な部分に尿酸は溜まり、関節内に傷をつけて炎症を起こします。
大人でも耐えられないほどの痛みが1~2週間ほど続き、少しずつ治まっていきます。
しかしプリン体が多くなればまた再発して繰り返すことになります。

蜂の子が尿酸値の低下に影響を与える

激痛で辛い思いをする痛風を予防するために尿酸値を上げない努力が必要です。
プリン体の多い食べ物を摂取せず、運動を取りいれて健康的な体を作ることが大切です。
蜂の子では脂肪燃焼や新陳代謝を上げることで尿酸値の上昇を食い止めるサポートをします。

脂肪燃焼

そもそも体内のプリン体の量が増えないように肥満を解消することが大切です。
蜂の子に含まれるアミノ酸の一種、アルギニンは成長ホルモンの合成を促進します。
成長ホルモンには体に溜まった中性脂肪を分解する働きがあることが分かっています。
さらに蜂の子にはビタミンB群が含まれます。
ビタミンB1、B2、パントテン、ナイアシンなどにより、脂質や糖質の分解・脂肪を燃えやすいようにするなど、脂肪燃焼に期待できます。
蜂の子はこれらの栄養素により、太り気味でプリン体を蓄えやすい体を健康的な体に導くためのサポートをします。

代謝促進

蜂の子にはアミノ酸が豊富に含まれています。
その中でもアルギニン・アラニン・プロリンなどが脂肪の代謝を促進します。
ビタミンB2と合わせて新陳代謝も促進するので細胞の生まれ変わりがスムーズになるでしょう。
体内の代謝アップにより痩せやすい体を作ることで、プリン体が体に蓄積されることを防ぎます。

蜂の子が尿酸値を下げるわけではない

蜂の子の栄養素によりプリン体が蓄積しにくい体作りができることが分かりました。
しかし蜂の子自体に尿酸値を下げる効果があるわけではありません。
尿酸値が上がる体質の改善に有効的ということです。
そのため蜂の子で脂肪燃焼しやすい体作りをして健康的な体を目指すことが重要です。
蜂の子だけに頼らず、食生活や生活習慣を改善したうえで蜂の子でサポートするようにしましょう。
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