蜂の子に含まれる良質なタンパク質

蜂の子にはビタミンやミネラル、アミノ酸など様々な栄養素が含まれています。
その中でも特に注目されるのがタンパク質です。
鶏肉や卵などに多く含まれるイメージがありますが、実は蜂の子にも豊富に含まれるのです。
蜂の子のタンパク質について特徴や働きを紹介します。

蜂の子に含まれるタンパク質

タンパク質の含有量

蜂の子は約77%が水分ですが、次に多いのがタンパク質です。
蜂の子100gあたり9.4gのタンパク質が含まれています。
育ちざかりの年齢であれば1日65g、成人男女なら1日40g~60gのタンパク質の摂取が推奨されています。
実はタンパク質は食事から摂取しやすい成分です。
卵1個では8.6g、鶏もも肉100gには17.3g、牛乳1杯では6.6gのタンパク質を摂取できます。
普段の食事から摂取しやすいがために、摂り過ぎて肥満に繋がってしまう場合もあります。
しかし蜂の子には良質なタンパク質が含まれるので、脂質が多い食べ物からタンパク質を補うよりも蜂の子から摂取する方がおすすめです。

蜂の子のタンパク質の特徴

蜂の子のタンパク質がなぜ良質と言われるのでしょうか。
実は同じタンパク質でも含まれる必須アミノ酸の割合が重要になってきます。
アミノ酸はタンパク質の原料となります。
タンパク質は消化される際に20種類のアミノ酸に分解されますが、その質が良いほど体への利用率が高くなり必要な部分でタンパク質に再合成されて使われます。
このアミノ酸の種類が不足していれば体内で利用されない場合もあり価値が下がります。
そのためには必須アミノ酸が含まれることが必要ですが、蜂の子のタンパク質には9種類の必須アミノ酸が全て含まれているのです。
必須アミノ酸とは体内で作ることができないアミノ酸のことです。
必ず食事から摂取しなければいけません。
蜂の子には必須アミノ酸以外の非必須アミノ酸も10種類含まれているで、その豊富さが良質と言われる由来なのです。

タンパク質の働き

ここでタンパク質の働きを確認しておきましょう。
タンパク質には体を構成する構造タンパク質と消化や化学反応に関わる機能タンパク質に分かれます。

体を作る

構造タンパク質が体を作ります。
コラーゲンとなり、骨や皮膚、歯、爪、毛髪などを構成します。
筋肉・皮膚・内臓は細胞構成タンパク質、DNAやRNAは核タンパク質から作られます。
つまり、頭から足の先までタンパク質でできているとも言えます。
タンパク質が不足すると筋肉が落ちたり骨がもろくなったり、肌にハリがなくなったりと直接体に影響が出てしまいます。
蜂の子で良質なタンパク質を摂取することで効率よく体作りを行うことができます。

生命活動を司る

機能タンパク質は、消化酵素として働いたり代謝を行う補酵素になったり、栄養素・酸素の運搬なども行っています。
ほかにもインスリン、グルカゴン、成長ホルモンの代謝の調整や、アミノ酸の貯蔵など、様々な働きをして生命活動を司っているのです。

体を守る

タンパク質は免疫細胞の材料にもなります。
免疫細胞は寿命が短いので、質の良いタンパク質を常に摂取して補わなければなりません。
抗体や抗ウイルス作用を持つタンパク質を作ることで体を危険なウイルスから守ってくれるのです。
ダイエットなどでタンパク質が不足すると細菌やウイルスに感染しやすくなるのは免疫細胞が弱まるからです。

蜂の子で丈夫な体を作る

蜂の子に含まれるタンパク質は質が良くて私たちの体の中で効率よく利用されていることが分かりました。
筋肉をつけて体を大きくしたい方や、風邪を引きにくい強い体を作りたい方、丈夫な体を手に入れたい方など、健康な体作りを目指している人にとって蜂の子の良質なタンパク質は最適です。
タンパク質不足を補うために、ぜひ蜂の子を摂取してみて下さい。
タンパク質は体の生命活動を維持するために必要不可欠です。
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