蜂の子は授乳中も摂取できる?

蜂の子には豊富な栄養素が含まれていますが、授乳中は蜂の子を摂取しても良いのでしょうか。
蜂蜜は1歳未満に与えてはいけませんが、何か関係があるのかも心配ですよね。
蜂の子が授乳中のお母さんや赤ちゃんに何か影響を与えるのかについて紹介します。

蜂の子は授乳中でも大丈夫?

基本的には問題ない

蜂の子は授乳中に摂取しても特に問題はありません。
アルコールのように発育や脳に影響を及ぼすことはありませんし、糖分や脂肪分のように母乳を詰まらせる心配もありません。
蜂の子には脂肪酸が含まれますが、オレイン酸やパルミチン酸、リノール酸などの体に良い脂肪酸です。
体脂肪として蓄積されにくくコレステロールを下げたり美肌を作ったりする働きがあります。
また蜂の子には体を作るタンパク質やその元となるアミノ酸、他にもビタミンやミネラルが豊富に含まれるので産後で疲れているお母さんの栄養補給に最適です。

蜂蜜の影響

1歳未満の乳児に蜂蜜を与えると乳児ボツリヌス症を引き起こす場合があります。
ボツリヌス菌が腸内で毒素を出して便秘やほ乳力の低下、泣き声の変化、元気がない、首のすわりが悪くなるなどの症状を引き起こします。
授乳中にお母さんが蜂の子を摂取した場合は赤ちゃんにボツリヌス菌が届くのか心配ですが、蜂の子には蜂蜜は含まれません。
蜂蜜とは蜜蜂が花の蜜を採集して、巣の中で加工・貯蔵したもののことです。
蜂の子の体内に蜂蜜が含まれることはないため乳児ボツリヌス症を気にせずに蜂の子を摂取できます。

注意も必要

蜂の子を摂取するとき、念のため生の蜂の子は避けましょう。
加熱加工されている缶詰や佃煮などで摂取してください。
生の蜂の子だとアレルギーのリスクが高まったり雑菌を摂り入れたりしてしまう可能性があるからです。
授乳中は敏感な時期なので気を付けましょう。
もう一つ注意したいのがサプリメントです。
蜂の子をサプリから摂取する場合は授乳中でも問題ないか確認してください。
メーカーのホームページやサプリの注意事項欄に記載があります。
元々授乳中の方向けに作られていない場合もあり、メーカー側が控えるように呼びかけていることもあります。
またサプリに加工するときは添加物が含まれることも多いので、体に添加物を蓄積させたくない場合も避けましょう。

授乳中に嬉しい蜂の子の効果

貧血予防

蜂の子には鉄分や亜鉛が含まれます。
鉄は、血液中の赤血球の血色素であるヘモグロビンの材料となります。
ヘモグロビンは酸素を全身に運搬する働きを司っているので、ヘモグロビンが少ないと酸素があらゆる組織に行き届かず貧血になってしまいます。
蜂の子で鉄分を補給することで貧血予防に繋がるでしょう。
また亜鉛は酵素を活性化する働きがあり、ヘモグロビンが生成される際に必要な酵素の原料となります。
蜂の子で亜鉛も摂取できるので、ヘモグロビンの生成を効率よく行うことができます。
母乳は血液から作られるので貧血にならないように気を付けなければなりません。
蜂の子で鉄分と亜鉛を補いましょう。

免疫力向上

蜂の子に含まれるビタミンB12やパントテン酸などの働きによって免疫細胞を正常化して外部からの細菌やウイルスを撃退します。
また亜鉛やマグネシウムも免疫細胞の機能を高めて免疫力をアップさせます。
産後で体力が落ちている方は免疫力を向上させましょう。

栄養補給

授乳中はたくさんの栄養を必要としています。
蜂の子にはビタミン、ミネラル、アミノ酸など豊富な栄養素が含まれています。
育児で忙しい授乳中のお母さんの栄養補給として最適です。

授乳中の栄養補給に蜂の子がおすすめ

授乳中でも蜂の子を摂取することができるので、お母さんの栄養補給や赤ちゃんの正常な発育のために蜂の子はおすすめです。
授乳中には寝不足や母乳があまり出ないなどトラブルや不調が続くことが多いですが、蜂の子で十分な栄養を補って育児生活を送ってください。
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