蜂の子は喘息でも食べられるの?

喘息を患っていると発作のたびに呼吸が苦しくなり、息をすればゼーゼーして睡眠も満足にとれない場合もあります。
ところで喘息患者は免疫力アップのために蜂の子を摂取しても大丈夫なのでしょうか?喘息の症状が悪化しないか心配です。
蜂の子は喘息でも食べられるのか解説します。

喘息とは

喘息の人は、健康な人に比べて気道が狭くなっているので空気が通りにくいです。
気道は常に炎症を起こしており、小さな埃や煙草の煙、精神的ストレスなどの刺激でも気道が狭くなり発作が起きます。
発作が起きると息苦しくなり咳き込んだり、呼吸時にゼーゼー・ヒューヒューという音が出たり、喉の違和感や胸の痛みを伴ったりもします。
日本では子供の5~7%、大人で3~5%が喘息だと言われています。
子供の喘息の原因はダニ・ハウスダスト・花粉・食物・ペットなどのアレルギーの場合が多いですが、大人の場合は原因が特定できない場合も多いです。

喘息に蜂の子は注意

喘息の原因の大部分にアレルギーが関係していることが分かりました。
蜂の子には副作用はないとされていますが、食品ですのでアレルギーを起こす場合もあります。
注意が必要なのは以下の2つです。

食物アレルギーがある場合

食物アレルギーの場合、食べ物に含まれるタンパク質がアレルゲンとみなされて免疫反応が過剰になります。
皮膚にじんましんやかゆみが出たり、粘膜が腫れたり、吐き気・嘔吐、そして呼吸困難やせき、ゼーゼーなどの呼吸器症状です。
この食物アレルギーから喘息症状が現れて悪化することもあるのです。
喘息を患っている場合は食物アレルギーも併せて発症していることもあります。
蜂の子にはタンパク質が豊富に含まれているので食物アレルギーの症状が起きやすく、喘息と食物アレルギー持ちの場合は蜂の子の摂取は控えた方が良いでしょう。

蜂に刺されたことがある場合

過去に蜂に刺されたことがある喘息患者は蜂の子の摂取を控えてください。
その時に蜂アレルギーの症状が出た場合はもちろん、症状がなかったとしても注意が必要です。
蜂アレルギーの体質になっている可能性があります。
喘息症状はもちろん、アナフィラキシーショックに陥り命の危険に晒されることもあります。
家族に蜂アレルギーの人がいる場合も、体質的に安全ではないので発作を起こさないためにも蜂の子の摂取は避けた方が良いでしょう。

喘息でも蜂の子を食べられる場合もある

喘息はアレルゲン以外が原因の場合もあり、運動の後や天候・気温の変化・たばこ・大気汚染などが原因なら、食物アレルギーがなくて蜂の子を食べても大丈夫な場合があります。
医師に相談のうえ、食べ物で発作が起きないと分かれば蜂の子の摂取は大丈夫か聞いてみて下さい。
蜂の子にはアミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富で体を強くしてくれるので、食べても問題なければ蜂の子で丈夫な体を作りましょう。
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