蜂の子は不妊にも効果がある?

結婚して何年も経つのになかなか子供ができず不妊に悩んでいる夫婦が近年増えてきています。
妊娠を考える年齢が上昇していることもあり、不妊のカップルは10組に1組以上とも言われています。
そんな不妊にも実は蜂の子が良い影響をもたらしてくれると言われています。
どのような効果があるのか紹介します。

不妊とは

不妊には原因不明の場合も多いですが、原因が分かっているパターンもあります。
まず男性・女性の不妊の原因について知っておきましょう。

男性不妊

男性の精子が少なかったり運動性が悪かったりすると妊娠しにくくなります。
精巣周辺の陰嚢部に発達した静脈瘤ができる「精索静脈瘤」などで精巣内の温度が高くなることも精子に悪影響が及びます。
また精子が通る精管が詰まっている、ED(勃起障害)、糖尿病など他にも様々な原因があります。
男性は35歳を過ぎたあたりから徐々に精子の質が低下してくるので、加齢とともに妊娠に至らせる力が衰えることも分かっています。

女性不妊

女性は毎月月経があり排卵が起きます。
しかし月経不順や無排卵月経の場合など、正常に排卵が起きなければ妊娠に至りません。
これは女性ホルモンを分泌する仕組みが乱れてしまう病気(甲状腺など)の場合や、極度の肥満、極度のダイエットによる体重減少など様々な要因があります。
または卵管が詰まっている、子宮頸管の粘液分泌が少ない、子宮筋腫など先天的な要因なども原因の一つです。
女性の場合は30歳を過ぎると自然妊娠の確立が下がり卵子の質も低下してくると言われています。

不妊に効果的な蜂の子の栄養素

亜鉛

蜂の子には亜鉛が含まれています。
成人男女であれば1日に8~11mgの摂取が必要なので蜂の子では不足分を補うことができます。
主に酵素の構成成分として新陳代謝を高めたり細胞分裂を促したりしている亜鉛は、性機能を維持するのにも重要な役割を果たします。
まず排卵や着床に関係するエストロゲンやプロゲステロン、甲状腺ホルモン、インスリンなどの様々なホルモンの合成や作用の発現に亜鉛が必要です。
ホルモンの異常で排卵が起きない女性は亜鉛が不足しているかもしれません。
細胞分裂にも関わっており、精子・卵子ともに細胞の一つなので亜鉛が足りないと生成機能が低下してしまいます。
特に精子の形成・発育に亜鉛は不可欠なので妊娠を希望しているなら亜鉛の摂取は必須です。
亜鉛は「セックスミネラル」と呼ばれるほど性機能に関わるミネラルなので、男女ともに不足しないように補う必要があります。
牡蠣やエビ、タコ、牛豚肉、レバー、納豆などに多く含まれますが、食生活が乱れていると亜鉛が不足しがちになるので、蜂の子も併せて摂取して亜鉛を補うようにしましょう。

アミノ酸

妊娠しやすい体作りのためには血流の改善が必要です。
血流が悪いと酸素や栄養素、ホルモン、免疫物質などの運搬も悪くなってしまいます。
つまり子宮や卵巣、精巣など生殖器官が働くのに必要な栄養素が届かない恐れもあるのです。
女性の場合は冷えやストレスで血流が悪くなることもあります。
蜂の子にはアミノ酸が豊富に含まれています。
中でもアルギニンは血管を広げて血流を良くする働きがあるので体中に酸素や栄養素を届けます。
また必須アミノ酸であるトリプトファンは、体内でセロトニンの材料となり自律神経を整えます。
自律神経のうち、緊張しているときに活発になる交感神経は血管を収縮させ、リラックスしているときに働く副交感神経は血管を拡張させます。
自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になっていると血流が悪くなってしまうので、自律神経のバランスを整えて血流を正常にする必要があります。
そのためにセロトニンが必要です。
蜂の子に含まれるアミノ酸類が血流を整えて不妊の改善に導きます。

セレン

蜂の子や蜂の子サプリにミネラルの一つであるセレンが含まれています。
強い抗酸化作用があり老化の原因の一つである活性酸素を除去します。
活性酸素は体内で細胞の酸化や老化を促進します。
そのセレンには男性ホルモンの分泌や精巣の発達を促す作用があると言われています。
亜鉛とともに精子の形成や運動性に関与しているので、特に男性に摂取して頂きたい成分です。
セレンは蜂の子以外だと鰹節やからし、牛豚、アンコウの肝などの魚介類にも多く含まれます。

蜂の子で不妊の悩みを軽減しよう

不妊に悩んでいる方や治療をしている方は体を良い状態にすべく蜂の子を摂取してみてはいかがでしょうか。
不妊の原因が分からない場合でも血行促進や細胞分裂の促進など、様々な効果によって妊娠する確率が上がるかもしれません。
食べ物の栄養は妊娠しやすい体作りに必要不可欠なので、ぜひ栄養豊富な蜂の子を試してみて下さい。
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