蜂の子は精力アップにも効果的?

精力とは精神や肉体の活動する力のことです。
仕事に精を出す、精力的に取り組むという使われ方をします。
最近では男性の繁殖力のような意味合いで使用されることも多いです。
そんな精力をアップさせる栄養素が蜂の子には含まれています。
どんな栄養素が働くのか紹介します。

精力がない状態とは?

精力の低下は加齢やストレス、不規則な生活などで起こります。
年齢とともにホルモンバランスが乱れて男性ホルモンの分泌が低下すると精力の減退を感じてしまうでしょう。
また会社や人間関係などでストレスを抱える人は多いです。
精神的に落ち込んでいると自律神経が乱れて精力がなくなります。
偏った食生活や栄養バランスの乱れ、不規則な生活習慣なども精神的・身体的にストレスを感じて精力の減退に繋がります。

蜂の子の精力増進に効果的な栄養素

アルギニン

蜂の子100gあたりにアルギニンは0.4g含まれます。
成人がアルギニンの効果を得るのに必要な量は4gといわれているので、蜂の子では10%ほど補うことができます。
非必須アミノ酸の一つであるアルギニンは、成長ホルモンの分泌や一酸化窒素の生成に使われています。
そして男性の生殖活動で必要な精子の成分の8割以上をアルギニンが占めています。
精子はタンパク質の一種ですが、タンパク質はアミノ酸から作られており、それがアルギニンなのです。
さらに成長ホルモンが細胞分裂を促進して精子を増やすことも分かっています。
男性の精力アップに欠かせないのがアルギニンです。
またアルギニンの持つ一酸化窒素の生成により血管が広がって血流が良くなります。
これにより代謝が良くなったり肩こりや冷えが改善されたりするので、男性だけでなく女性の活動能力をアップするのにも効果的です。

亜鉛

ミネラルの一つ、亜鉛は蜂の子100gあたり1.6mg含まれています。
1日の摂取基準量は8~10mgなので蜂の子では不足分を補うことができます。
主に酵素の働きを促進していますが、男性の生殖機能の発達にも効果を発揮することが分かっています。
亜鉛含有量の高いエサを食べた雄の羊が、生殖腺の発達が大きく精子の生産量も多いという実験結果があります。
また男性ホルモン量の維持・増加にも効果が期待できます。
この働きにより精力アップに効果をもたらします。
参考元:荒川 泰昭,栗山 孝雄「亜鉛と生殖」静岡県立大学食品栄養科学部公衆衛生学研究室

タウリン

蜂の子100gあたりにタウリンは31gも含まれます。
タウリンの効果を期待するのであれば1日あたり3~6gの摂取が良いとされています。
少し多い気がしますが、タウリンは摂取し過ぎても汗や尿から排出されるので副作用などはほとんどないとされています。
1日の摂取上限も設けられていません。
蜂の子100g全て食べることもあまり無いと思われるので過剰摂取を心配することもないでしょう。
主にタウリンは肝機能を助けたり脳や目などの機能を補助したりと体の機能維持に働いています。
そしてノルアドレナリンの発生を抑制する効果もあります。
人はストレスを感じるとノルアドレナリンが分泌されて、血管の収縮や高血圧に繋がってしまいます。
血流が悪くなると興奮を伝える神経が鈍くなったり性器に不調が現れたりして精力減退に繋がりますが、タウリンがノルアドレナリンを抑制することで血流を維持して精力を保つことができるのです。

そのほかの間接的に精力アップできる栄養素

男性の精力減退は血流が悪くなることも原因の一つです。
蜂の子には血流を改善する栄養素も豊富に含まれます。
毛細血管を広げて血流を改善するナイアシンや、悪玉コレステロールを減らして血液の流れを良くするパントテン酸、血管を拡張するマグネシウムなどです。
脂肪酸の一つリノレン酸も体内でDHAやEPAに変換されて血液をサラサラにする効果があります。
これらの働きで血流が促進されることで精力アップに期待できます。

マカと蜂の子を合わせたサプリもある

蜂の子とマカを合わせたサプリもあることから、蜂の子は精力アップに期待されていることが分かります。
マカも栄養豊富で滋養強壮や精力増進に効果が期待されています。
若々しく精力的な日々を過ごしたい方や活力の衰えが気になってきた方に推奨されているサプリです。
蜂の子と併せてさらに精力アップしたいという人におすすめです。

蜂の子で精力アップしよう

蜂の子は精力アップにも効果的です。
特に年齢や衰えを感じてきた男性の方におすすめします。
血流促進して豊富な栄養素を全身に届けることで精力減退を予防します。
もちろん疲れ気味の女性にも蜂の子の栄養素はエネルギーになります。
様々なサプリメントも良いですが、蜂の子の自然の力にも頼ってみましょう。
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