蜂の子は滋養強壮に効果的

蜂の子は滋養強壮に良いと言われます。
滋養強壮といえば栄養補助食品や男性の強精剤を思い浮かぶかもしれませんが、実は違います。
滋養強壮の本当の意味と蜂の子が滋養強壮に効果的な理由を紹介します。

滋養強壮の意味

滋養強壮の「滋養」とは、食事から得た栄養素を体に必要な栄養に変えて全身に届けて染み渡らせることです。
「強壮」とは栄養素を体に届けた結果、体の弱っている部分を強く元気にする働きのことをいいます。
つまり滋養強壮とは体の弱い部分を栄養分で補うことで、健康な体質に改善して元気な体を作ることです。
蜂の子には体を健康にするための栄養素が豊富に含まれています。

滋養強壮に効く蜂の子の栄養素

タンパク質

蜂の子100gあたりにはタンパク質が9.4g含まれています。
タンパク質の働きとして、筋肉や臓器、体内のホルモンの材料、爪、皮膚、髪など体のあらゆる組織を作る成分となります。
また体内酵素の原料にもなるので、生きていくのに欠かせない重要成分です。
酵素には消化酵素や代謝酵素があり、物質の消化吸収や代謝、運搬など様々な働きに関係しています。
体質的にタンパク質が少ない場合、筋肉量が少なくひ弱な体になったり髪や爪や肌がボロボロになりやすかったりします。
体の内側も弱っているので体調を崩しやすかったり消化吸収の効率が悪く胃もたれを起こしたりもします。
心当たりがあればタンパク質が少なくて体が弱っているのかもしれないので高たんぱくな蜂の子などで補給しましょう。

アミノ酸

タンパク質を作っているのがアミノ酸です。
他にも細胞や血液中に蓄えられるアミノ酸もあります。
生命を維持するのに必要不可欠なアミノ酸は、食べ物から摂取が必要な必須アミノ酸と、体内でも合成される非必須アミノ酸が存在します。
アミノ酸の働きとして、成長促進や肝機能の強化、神経の働きのサポート、疲労回復や代謝促進、精神安定、ホルモンの生成などアミノ酸の種類によりますが様々な働きがあります。
不眠やイライラに悩まされやすい体質ならトリプトファンというアミノ酸が体質的に足りないこともあります。
アレルギー症状で痒みが酷い体質の場合はメチオニンというアミノ酸が足りないこともあり、人により様々です。
蜂の子には必須アミノ酸9種類全て含まれており、非必須アミノ酸も10種類含まれます。
含有量が多いので、体の不調を感じる場合はアミノ酸バランスの整った蜂の子で体質改善を目指しましょう。

ビタミン

蜂の子にはビタミンCやビタミンB群が含まれます。
ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要で皮膚や粘膜の健康を維持します。
また抗酸化作用があり、体に発生する活性酸素を除去します。
活性酸素は増えすぎると細胞を酸化させるので体の老化や不調に繋がります。
ビタミンB群も主に皮膚や粘膜の健康をサポートしていたり、糖質や脂質などをエネルギーに変換して代謝を支えたりしています。
肌の調子が慢性的に良くない人や、糖・脂肪が体に蓄積しやすい人はビタミンが少ない体質かもしれません。
野菜やフルーツはもちろんのこと、蜂の子でも補うことができます。

ミネラル

蜂の子にはカルシウムやカリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラルも8種類含まれています。
カルシウムは骨の形成や筋肉の収縮など、マグネシウムはエネルギー生産や体温調節、たんぱく質の維持など、亜鉛はDNAやRNAなど核酸やタンパク質の合成をサポートするなど、その他のミネラルも体内の働きを支える重要な成分ばかりです。
骨が弱い、貧血気味、ストレスが多いなど、日常のちょっとした不調がミネラル不足の影響かもしれません。
食事からの摂取も可能ですし、蜂の子でミネラルを補うのも効果的です。

蜂の子は天然の滋養強壮剤

蜂の子には滋養強壮に良い栄養がたくさん含まれることが分かりました。
体質だから仕方ない、と不調を諦めずにその体質の改善を目指してみてください。
必要な栄養がもともと足りない体質の可能性もあるので栄養を補給してあげましょう。
蜂の子には豊富に栄養素が含まれているので、体を元気にするために摂取してみて下さい。
関連コラムcolumn